細く長く続けていきたいです。あくまで細く!
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2009/07/11 (Sat) at 21:29:18
優しくってすこしばか 原田宗徳著
と、いうわけで、今日紹介するのはこの本。短編集です。
なんでこの本を紹介しようと思い立ったか、それはドラクエ対策で発熱を
疑われて、ちょっと思い出したというか・・・w
表題作、優しくってすこしばか、はとある風邪をひいたカップルのお話。
思い出したのは、会社に熱があるから休みます、というシーン。
実際に熱があるんだから、堂々と休みます、といえばいいのに、男は躊躇します。
その理由が、第一にコイツは仮病だからって思われるのが怖い。
第二に、仮病って疑われるのが怖くて病状を強調するあまり、かえってぼろが出て
仮病って思われるのが怖い。第三に、ぼろを回収しようとしてつい、「午後から行きます」
なんていってしまいそうで怖い。そういえば昨日やたら元気に振舞ってたし、
よりによってここ、発熱したのが彼女の家だし。。。
なんて、いうシーン。なんか、ちょっと、わかりません?w
一人称の小説なのですが、あえて句読点を省いてるのも特徴です。
風邪をひいたときのグダグダな思考がよく表現されてるな、って感じました。
こんな感じで、何か事件がおこるわけでもく、風邪をひいたとある日をただ描くだけの
作品。でも、読み終わったあと、なんかちょっと幸せな気持ち。オススメです。
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