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 2009/03/29 (Sun)  at 20:55:40
fd53a929.jpg
今日は428のボーナスシナリオでもおなじみ、我孫子さんの本をご紹介。
きっと「殺戮にいたる病」が代表作なんでしょうけど、あえて「探偵映画」で!

粗筋は、ワガママでワンマンな映画監督「大柳登志蔵」が、
ラストシーンの撮影を残すミステリ映画を放り出して、
失踪してしまうことから事件が始まります。

映画が撮れなければ小さな撮影会社だからつぶれてしまう、
だけど結末は監督しかしらない、とう大ピンチな状況に。

当然監督を探すのですが、見つかりません。
いよいよ見つからないぞ、となったとき、残ったスタッフたちの手によって、
監督が描こうとした結末を推理し始めたのでした。

そうなると面白いのは、犯人役というのは役者にとって、
探偵役並に目立つ「オイシイ役」ということ。
役者たちはわれ先に「自分が犯人だ!」と名乗りを上げ、
いかに自分が犯人であるのか、という「推理」を展開し始めます(笑)

意見がまとまった後も目が離せません。
もし監督が失踪した、ということをマスコミに嗅ぎ付けられたりしたら大変!
監督だって探さないといけないし・・・

果たして映画は無事完成するのでしょうか。
そして、監督はどこに? 映画の結末は?

と、いった物語。文章も平易で、とっても読みやすい本です。
428やかまいたちの夜が好き、って方はこんな本、どうですか?
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 2009/03/22 (Sun)  at 22:57:38
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今日はこの本。カズオ・イシグロ著、わたしを離さないで。

この本は、引退を控えた優秀な介護人であるキャシーの回想、
といった形で物語が進んでいきます。
そこでの回想は体育館で仲良しグループと隠れて秘密のお喋りをしたり、
ちょっとした噂話の真相を確かめようとしたり、平和そのものに見えるのですが・・・。

読み始めてすぐ、どこか違和感があることに気付きます。
「介護人」キャシーがお世話をするのは「提供者」と呼ばれる人たち。
回想に現れる施設は、平和だけどどこか世界と隔離されたような施設。
そこで子供たちの教育にあたるのは、「保護官」と呼ばれる人たち。
そして毎週行われる健康診断、外部からくる謎の女性「マダム」の存在。

まあ、真相はとある人物によって、割と序盤で明かされるのですが。

実際あとがきにて、
「何ならこれは○○の物語である、と帯に書いてもよい」
と著者が語っていたことが明らかにされていたりして、
「謎」は物語の中核ではありません。

その世界の中で、登場人物がどのように考え、
どう生きるのかを感じて欲しいんだろうな、って思います。

でも、もしこれからこの本を読む人がいたとしたら、
ここで謎をバラしてしまうと、きっと恨まれるんだろうな(笑)

感動する、というより気持ちが揺さぶられる、って表現がしっくりくるお話でした。

 2009/03/16 (Mon)  at 22:37:33
20090316220015.jpg
今日の読了本、あさのあつこ著弥勒の月。

時代小説です。時代小説って滅多に読まないんだけど、
著者がバッテリーで有名なあさのあつこさんということで、
ちょっと興味を持って購入しました。

うん、完全な食わず嫌いですね、すごく面白かった!

物語は小間物問屋の若おかみ、
おりんの水死体が見つかるところから始まります。
同心の小暮信次郎と岡っ引の伊佐治は、
遺体の状況からただの飛び込みと断定。

ところがおりんの主人、清之介は断じて自殺ではない、
調査をしてほしいと信次郎に依頼。
妻の死にも関わらず冷静沈着な態度に引っかかるものを
感じた信次郎は、依頼をうけ事件の調査をするのでした。

っていうのが物語の粗筋。
で、この本の見所はなんといっても、登場人物がカッコイイ所!

同心の信次郎はキレモノ。だけど気分屋でどこか仕事に退屈をしてると
感じさせるような人物。今回清之介の依頼をうけたのも、
清之介がタダモノではないと感じ、清之介は自分の獲物であると思っています。
ようするに楽しそうだからうけたんですね、ちょっとアブナイ人です。

そんな信次郎をフォローするのは岡っ引の伊佐治。
信次郎の先代から勤めるベテランで、誠実を絵に描いたような人。
そんな伊佐治も、岡っ引を続けるか迷っていたり、過去に暗い影があったり。

基本、この二人が捜査を進めていきます。いわゆるバディモノですね。
信次郎の暴走気味な捜査を伊佐治がフォローする、みたいな、
なんだかんだいいコンビです。伊佐治はちょっと信次郎のやり方に
疑問をもってるみたいだけど・・・?

で、そんな二人に相対するのは商人の清之介。
でもこの商人も信次郎が放つ殺気を正面から受け止めるなど、
ただものではありません。彼の正体が、この物語に大きくかかわってきます。

こんな魅力的な人物が生き生きと描かれていて、最後まで一気に
読んでしまいました。時代物にちょっとハマっちゃいそうだな~。

次は宮部みゆきの時代小説、読んでみようかな?

 2009/02/21 (Sat)  at 22:08:04
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古本でゲットなアイテム。お察しの通り、タイトルだけで購入です。

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内容は、ヘビとかクラゲとかヤシガニとか、食えば食えるよね的な。
や、そこまでは別にいいんですけど・・・、

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なんでヘビやクラゲと並んで、名古屋が紹介されてるかなw

あ、ちなみにチラっと見えてるきしめんアイス、食べたことあります(笑)

 2009/02/11 (Wed)  at 22:54:44
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じゃーーん。
バイト先で古本になってるの見つけて、ササっと確保した品です、状態いいしラッキー!

そんななので、なーんにも予備知識ナシで買ったのですが、最初の方読んだ感じなかなかよさげです。冒頭に印象的な言葉が入るのが最近よくあるパターンなのですが、今回は「実家に忘れてきました。何を? 勇気を。」

ちょっとラプラスメール(デビサバで登場する未来を予知するメール)っぽいのが出てきたりして、この先の展開にドキドキです。

★ ILLUSTRATION BY nyao
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